無劍書の駒ばかり集めた「無劍ギャラリー」を開設します。
なぜ無劍か、なぜ菱湖じゃないのか、わたしにも意味不明。とにかく無劍がピーンと来たわけです。この王者の駒を篤とご鑑賞ください。
 

皆様ご所蔵の無劍書の駒写真をご投稿ください。
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です。



   

豊島龍山が駒製作の道具としての字母駒を作っていました。静山師の遺品です。他の字母駒も見せていただいたのですが、長年の使用のためかボロボロの状態でした。無劍書はあまり作ることがなかったのかご覧の通り綺麗な状態です。この豊島の無劍書は大変よいデザインだと思います。大らかさと鋭さが共存しています。無劍の代表格のデザインといってよいでしょう。
将棋駒 豊島龍山作 無劍書 字母駒
豊島龍山作 無劍書 字母駒


宮松影水作の無劍書。銘も「宮松影水作」です。大変大振りな駒で迫力満点、正に王者の駒という感じです。所蔵する方と平田雅峰師、そしてわたしの3人で暗いカフェでテーブルに並べて無劍駒の鑑賞会。雅峰師は素晴らしいと絶賛していました。豊島字母駒と比べると字母そのものが所々異なる味わいに仕立てられています。全体的にいうと書体が丸みを帯びていて鋭さを抜き去った印象です。残念ながらこの写真には写っていませんが、と金(歩兵の裏面)がちょっと変わっています。まるで人が何かを持っているようなんです。影水独自ということでしょうか。
将棋駒 宮松影水作 無劍書
宮松影水作 無劍書 盛上 (所蔵: 東京都 松枝正義 様)


盛り上げの大御所、大竹竹風師による無劍書です。無劍書で竹風師の盛り上げですから迫力倍増というところですね。どの無劍とも異なる独自のデザインです。この木地ですから使い込んだら何ともいえない味に育ちそうです。
将棋駒 大竹竹風作 無劍書
大竹竹風作 無劍書 盛上 平成15年3月作 (所蔵: 東京都 西山昭 様)


玉将でなく王将の駒尻にフルネームで熊澤良尊作と隷書で銘を入れてもらいました。特注する上での私のささやかな注文です。香車の香の字、歩兵の兵の字の止めの部分が他の駒師の無劍と異なる熊澤師拘りの部分です。材は薩摩黄楊の根杢で20年以上前の木地とのことです。出来上がった駒は師独特の黄楊を燻した匂いがうっすらと漂います。(西山 様)
将棋駒 熊澤良尊作 無劍 盛上 平成20年7月作 (所蔵: 東京都 西山昭 様)
熊澤良尊作 無劍 盛上 平成20年7月作 (所蔵: 東京都 西山昭 様)

将棋駒 熊澤良尊作 無劍 盛上 平成20年7月作 (所蔵: 東京都 西山昭 様)
無劍ギャラリーと熊澤良尊ギャラリーの双方に掲載できるように駒写真を多めにご投稿いただきました。それによって双方に違う写真を掲載させていただけました。本作も、さすが無劍コレクターの名に恥じない拘りのコレクションです。ここまで来るとホント、日本一といっていいですね。作品の方ですが、良尊流なのですね。一味違った無劍で、特殊な書体としての無劍ではなく、通常の書体への取り組みであるかのような印象を受けます。また、細部の処理がよくできています。魅力的な作品と存じます。(梅水)
将棋駒 熊澤良尊作 無劍 盛上 制作前の駒木地
熊澤良尊作 無劍 盛上 制作前の駒木地


無劍コレクターの西山昭 様から無劍ギャラリー宛のうれしいご投稿を頂きました。この派手な木地に王者の書体。圧倒されます。
将棋駒 児玉龍兒作 無劍書 盛上
児玉龍兒作 無劍書 盛上 平成16年1月作 (所蔵: 東京都 西山昭 様)

児玉龍兒作の無劍書です。やはり無劍も児玉流なんですね。王将と玉将の「将」の最終画が電柱のようですが、ハネは児玉流で最後は細くツンと抜けていきます。
将棋駒 児玉龍兒作 無劍書
児玉龍兒作 無劍書 盛上


思眞作の無劍書です。豊島字母駒に忠実に思えます。ただし盛り上げにおける漆の表現は独自に探るしかありません。そこに思眞流が生まれます。全体の雰囲気は雅(みやび)で、細部の微妙な味わいに神経を配っています。さすが思愼師らしい知的な作品です。
将棋駒 思眞作 無劍書
思眞作 無劍書 盛上


この駒は、酔棋さんの知り合いの収集家が所蔵されている「影水作の無劍」の字母で制作されたようです。 「歩兵」の裏字が他の無劍とちょっと違うようで人が何かを持っているようにも見えます。 紫檀の多孔質の穴をサビ漆で埋めて拭き漆を施し、かなり手間をかけて書き駒として制作して戴いているようです。 下地の色とアイボリーの色がベストマッチで、この感じが好きです。(塩井一仁 様)
酔棋作 無劍書 書き駒 (所蔵: 塩井一仁 様)
酔棋作 無劍書 書き駒 (所蔵: 塩井一仁 様)

酔棋作 無劍書 書き駒 写真 2
酔棋作 無劍書 書き駒 写真 2


迫力の彫りですが何気なさを感じさせてくれるんですね。こちらも上手くまとめています。桂山はやはり感性の優れた彫り師 だったのですね。個性を発揮しながら上手くまとめるというのはなかなか出来るもんじゃありません。個性は出してみたんだけどなぁ、でもこれじゃぁなぁって のはよく目にします。わたしは個性を重視します。だから桂山が好きなのです。しかもいつだってまとめる力を見せてくれる。本作は特に金銀以下もしっかり仕 事をしています。桂山の得意書体であったのであろうと思われます。桂山作の名品です。
桂山作 無劍書 彫


永島慎二作、無劍書の彫り駒です。この無劍、双玉なんですね。ただし、書体名が入っている方の玉将は将の最終画が丸いカーブを描いています。きっと意図的なんでしょうね。全体的に気さくな雰囲気で遊び心を感じる無劍です。
将棋駒 永島作 無劍書
永島作 無劍書 彫


清峰作、無劍書の彫り駒です。写真 2 をご覧になるとよく分かりますが、画の所々が波打っています。所蔵されている方は、確か、この面白さに惹かれたとおっしゃっていたと思います。元々、無劍書にはそのような味があるのですが、それを極端にしたというアイデアなわけです。
将棋駒 清峰作 無劍書 彫 写真 1
清峰作 無劍書 彫 (所蔵: 立川市 佐伯直 様) 写真 1

将棋駒 清峰作 無劍書 彫 写真 2
清峰作 無劍書 彫 (所蔵: 立川市 佐伯直 様) 写真 2



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