盛上駒の名駒、銘駒ばかりを集めた盛上駒図鑑を開設しました。 盛上駒の魅力を数々の作品を通じて楽しみたいと思います。

  皆様におかれましてもこれはという盛上駒がございましたら、ぜひご連絡いただきたく存じます。よろしくお願いします。

豊島作 清安書
豊島作 清定書
豊島作 長録書
豊島作 小野書
豊島作 三邨書
龍山作 清安書(彫銘)
龍山作 清安書
龍山作 法眼董斎書
龍山作 錦旗書
龍山作 小野書

  奥野作 菱湖書

静山作 源兵衛清安書
静山作 水無瀬書
静山作 錦旗書
静山作 錦旗書
木村文俊作 木村名人書
  影水作 錦旗書
   

豊島作 清安書、レッド・ドラゴン。素晴らしい清安、これこそ豊島流清安の本歌といってよい駒です。文字の素晴らしさに注目していただきたいです。

将棋駒 豊島作 清安書

豊島作 清安書 (所蔵: 山本邦雄 様)

将棋駒 豊島作 清安書 写真 1
 
将棋駒 豊島作 清安書 写真 2
 




銘駒コラムでご紹介したレッド・ドラゴン、豊島作清定書です。豊島龍山といえば太く大味、濃厚な作りをイメージされる方が多いようですが、この駒は力で押し倒すような勇壮さに加え、繊細な表現をも併せ持つ名作です。本作は二代目 豊島龍山(本名 数次郎)の全盛期代表作の逸品です。(豊島清定仮説: 銘駒コラム参照) 書体名 清定の下に記された文字は花押(かおう)といい豊島の作であることを示します。そして銘全体が通常の漆書きではなく彫られています。(花押は書体により異なります。詳細は別の機会に取り上げたいと思います)

将棋駒 豊島作 清定書

豊島作 清定書 (所蔵: 横浜市 岩崎 様)

将棋駒 豊島作 清定書 写真 1
 
将棋駒 豊島作 清定書 写真 2
 
将棋駒 豊島作 清定書 写真 3
 
将棋駒 豊島作 清定書 写真 4
 
将棋駒 豊島作 清定書 写真 5
 
将棋駒 豊島作 清定書 写真 6
 




豊島作長録書。レッド・ドラゴンが続きます。この駒の銘も全て彫り込まれています。長録書は静山作、影水作なども目にしますが、豊島作は最も力と鋭さを感じさせます。静山、影水の作が美術品を想わせるのに対し、この駒はわたしに武具を想起させます。まるで日本刀のようです。

将棋駒 豊島作 長録書

豊島作 長録書 (所蔵: 鵜川善郷 様)

将棋駒 豊島作 長録書 写真 1
 
将棋駒 豊島作 長録書 写真 2
 
将棋駒 豊島作 長録書 写真 3
 
将棋駒 豊島作 長録書 写真 4
 




将棋駒 豊島作 小野書と三邨書の銘

豊島作小野書と三邨書に付いていた駒台と駒箱です。駒箱には2つの引き出しがあり、この2組が納められていました。写真を拡大できます。

駒台
 
駒箱
 

豊島作 小野書、初期龍山の小野書と比べると面白いですね。本作は繊細さは失われていますが力強さが増しています。何気ないようでも豊島、気品が感じられます。

将棋駒 豊島作 小野書

豊島作 小野書 (所蔵: 山本邦雄 様)


豊島作 三邨書の追加写真(クローズアップ)です。この写真を見てコメントしておりましたので追加させていただきました。写真を拡大してご覧ください。一部ですが盛り上げの感じが見て取れると思います。王将の将の最終画は随分丸めています。金も同様。銀は玉将に近いですね。天一の三邨を見慣れているので新鮮に感じます。銘駒図鑑に掲載の豊島字母帳の三邨とも違うものですが、丸いハネと堅いハネの使い分け、これこそ本当の三邨だと思わせてくれます。

将棋駒 豊島作 三邨書 追加写真

豊島作 三邨書 追加写真 (所蔵: 山本邦雄 様)


豊島作 三邨書、豊島の良作。盛り上げを見ますと豊島の特徴が見て取れるようです。王将と玉将のこの癖、これが三邨なんだと教えてくれます。

将棋駒 豊島作 三邨書

豊島作 三邨書 (所蔵: 山本邦雄 様)





龍山作法眼董斎書。龍山銘には現時点でわたしが認識するパターンが少なくとも5種類あります。(豊島銘、豊島龍山銘を除く) 龍山銘の基本は本作のように「左から右」ですが、「右から左」の銘もあり、それは実際には金井静山の手によるものです。 静山の手による龍山銘の駒ということで「静山龍山の駒」と呼ばれています。そして本作は「左から右」の銘。 龍山ファミリー(職人を含むかどうかは現時点では未解明)の駒。 また、龍山作には2種類の董斎書が存在します。 一つは行書風の「董斎書」、一つは楷書風の「法眼董斎書」の本作です。 ご覧の通りしっとりした作品で全体を通して落ち着いた印象を与えてくれます。 柔よく剛を制すというところでしょうか。

将棋駒 龍山作 法眼董斎書

龍山作 法眼董斎書 (所蔵: 鵜川善郷 様)

将棋駒 龍山作 法眼董斎書 写真 1
 
将棋駒 龍山作 法眼董斎書 写真 2
 
将棋駒 龍山作 法眼董斎書 写真 3
 
将棋駒 龍山作 法眼董斎書 写真 4
 




龍山作 清安書(彫銘)の名品をご投稿いただきました。本作は実に素晴らしい駒。一目でその違いがお分かりになるものと存じますが、とにかくこの素晴らしい文字と漆をご堪能ください。然るべき方の所蔵となったのも実は必然なのかもしれませんね。(梅水) 以下のコメントは 山本邦雄 様よりいただきました: 龍山作清安書は蝋仕上げを2回して艶消しの漆に艶が出てきました。(数次郎の漆がよみがえってきています)更に時間を見つけて手入れする予定です。 → 数日経過 → 椿油で手入れしました。その時の比較写真(写真 3 と 4)です。製作後70年ほど経って初めて駒に油が使用されました。(私が所有している限りこれが最初で最後の油ぶきです)この後蝋仕上げを2回しました。徐々に数次郎の漆の艶が戻ってきています。

将棋駒 龍山作 清安書

龍山作 清安書 (所蔵・撮影: 山本邦雄 様)

将棋駒 龍山作 清安書 写真 1
 
将棋駒 龍山作 清安書 写真 2
 
将棋駒 龍山作 清安書 写真 3
 
将棋駒 龍山作 清安書 写真 4
 




龍山作 清安書です。 山本邦雄様からご投稿いただきました。 静山の手による作で、いわゆる静山龍山の駒。

将棋駒 龍山作 清安書

龍山作 清安書 (所蔵・撮影: 山本邦雄 様)

将棋駒 龍山作 清安書 写真 1
 
将棋駒 龍山作 清安書 写真 2
 




龍山作錦旗書です。 龍山の錦旗は大変珍しくなかなか目にすることができませんが、今回、梁山泊のご協力により掲載できました。 時代が古いこともあり状態はよくありませんが、龍山オリジナル錦旗の一つをここに見ることができます。 龍山銘も古い時代の銘です。

将棋駒 龍山作 錦旗書 (所蔵: 梁山泊)

龍山作 錦旗書 (所蔵: 梁山泊)

将棋駒 龍山作 錦旗書 (所蔵: 梁山泊) 写真 1
 
将棋駒 龍山作 錦旗書 (所蔵: 梁山泊) 写真 2
 
将棋駒 龍山作 錦旗書 (所蔵: 梁山泊) 写真 3
 
将棋駒 龍山作 錦旗書 (所蔵: 梁山泊) 写真 4
 




初期龍山。龍山作小野書です。清定に見る完成された数次郎の仕事に比べますと本作は全く異なる作風に思えます。いわゆる線の細い作品で作風も繊細です。しかし現代のどの鵞堂にも見られないほど奔放な作品です。作者の才能を感じさせる逸品。

将棋駒 龍山作 小野書

龍山作 小野書

将棋駒 龍山作 小野書 写真 1
 
将棋駒 龍山作 小野書 写真 2
 




将棋駒 奥野作 菱湖書

奥野作 菱湖書 (所蔵: 山本邦雄 様)

将棋駒 奥野作 菱湖書 写真 1
 
将棋駒 奥野作 菱湖書 写真 2
 



静山作源兵衛清安書です。 静山といえば源兵衛というのがわたしの考えです。(静山といえば水無瀬という方もいらっしゃいます) さて、本作は美しい木地に静山の代表的仕事である源兵衛清安書が施された未使用の逸品です。 駒のささやきにも掲載され、静山の源兵衛といえばこの駒を思い浮かべる方も多いはずです。未使用のこの名作をわたしはプラチナ・ドラゴン(Platinum Dragon)と呼ばせていただきます。(銘駒便り参照)

将棋駒 静山作 源兵衛清安書

静山作 源兵衛清安書 (所蔵:北田義之 様)

将棋駒 静山作 源兵衛清安書 写真 1
 
将棋駒 静山作 源兵衛清安書 写真 2
 
将棋駒 静山作 源兵衛清安書 写真 3
 
将棋駒 静山作 源兵衛清安書 写真 4
 




静山作水無瀬書です。 ところで宮松影水は水無瀬書の一つの在り方、美の形を完成させました。 影水の水無瀬は高く評価され多くの駒師の方が字母紙のベースに採用しています。 そして静山の水無瀬ももう一つの水無瀬の形として高い評価を得ています。 水無瀬は静山がよいという方も多くいらっしゃるようです。 本作はその人気の代表的な水無瀬であり静山後期の作品ではないかとわたしは見ます。 銘の動きが大きめなのもその根拠の一つです。 前期の作品には龍山の影響を残し、王将の将が細身の作品が見受けられます。個人的にはその細身の水無瀬または龍山の水無瀬が好みですが、大勢は本作の水無瀬を評価されるのではないでしょうか。 素晴らしい逸品に違いはありません。

将棋駒 静山作 水無瀬書

静山作 水無瀬書 (所蔵:北田義之 様)

将棋駒 静山作 水無瀬書 写真 1
 
将棋駒 静山作 水無瀬書 写真 2
 
将棋駒 静山作 水無瀬書 写真 3
 
将棋駒 静山作 水無瀬書 写真 4
 




静山作錦旗書です。 静山の錦旗は市場に多く出回っていますが、この錦旗はひと味違います。 どこかお分かりになるでしょうか?いくつかありますが、まずは玉将玉の点が影水流の点となっています。 玉将の将の点も影水流に近いものです。珍しいと思います。 また、王将と玉将の将の最終縦画(一番右下の部分)のハネが通常の静山流とは少し異なります。 同じくこの縦画自体、通常は(特に晩年)太く重く下がっているのに対し本作は抑制が効いています。 全体として通常の静山錦旗ではありません。 その他、駒字に対し駒面が広めなこと..などの特徴が見られます。珍しく貴重な作品と存じます。

将棋駒 静山作 錦旗

静山作 錦旗 (所蔵: 横浜市 岩崎 様)

将棋駒 静山作 錦旗 写真 1
 
将棋駒 静山作 錦旗 写真 2
 
将棋駒 静山作 錦旗 写真 3
 
将棋駒 静山作 錦旗 写真 4
 




静山作錦旗書です。 この錦旗こそがハッキリ静山作と誰にでも直ぐに分かる静山錦旗です。魅力を感じる作です。 サラサラっと書かれた銘です。

 将棋駒 静山作 錦旗書

静山作 錦旗書 (所蔵: 馬場 様)

 将棋駒 静山作 錦旗書 写真 1
 
 将棋駒 静山作 錦旗書 写真 2
 
 将棋駒 静山作 錦旗書 写真 3
 
 将棋駒 静山作 錦旗書 写真 4
 


銘駒図鑑
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