武山ギャラリー

武山ギャラリーを開設します。本名、森山慶三(明治33年〜昭和55年)。武山は、天一、桂山とともに天童を代表する彫り師です。 今回、武山作の彫駒3組を掲載します。3組だけですが、武山の良さを理解するのに十分と存じます。


武山銘
上は今回の3組の作の銘です。左から、武山作錦旗彫、武山作天童楷書彫機武山作天童楷書彫兇任后(機↓兇篭菠未垢襪燭瓩吠惶硬に付けました)
これらの銘以外は、事実上、本物の武山作ではないと考えて構わないと思います。現代の機械彫りの駒にも武山作と称するものがありますので、この銘を参考に判断していただければと存じます。

錦旗
武山作錦旗
武山作錦旗彫駒。少し大袈裟かも知れませんが、本作は天童の彫駒史に残る逸品という見方が出来るのではないかと思います。本作は古い作ということもあり、実物はかなり小振りであり、見る目のない者には見窄らしだけの駒と写るかも知れませんが、そこが本作の奥の深さともいえるところで、分かる者には本作の素晴らしさは疑いのないところです。

彫駒の第一次的な魅力は、その彫りの技量にあるわけです。これはつまり、彫りの鋭さなど彫駒ファンを魅了する一見派手な特徴となりますが、それだけではなく第二次的な魅力として、彫りの流れや作者の感性を反映した美的な構成などがあるわけです。前者は分かりやすいものですが、後者については、その素晴らしさを理解する者が選ばれるということがあるわけです。

だからこそ、後者の魅力を備えた作品を見つけること、理解することの醍醐味があるわけです。近年の彫駒作は、完成度の高い字母をコピーした精密な作が多く、時間も掛けて作られていますので、工業製品のごとくの出来映えといえるわけですが、それに比べ本作はいわゆる数ものの仕事の範疇に入るものです。しかし、逆に数ものの仕事で鍛えられた練達の技と武山が生まれ待ったのであろう優れた感性が本作を成り立たせているのです。




天童楷書
武山作天童楷書

武山作天童楷書彫機E憩犬両緜Δ鯊緝修垢觝郤圓砲茲訶憩顧棺馗Α△い錣罎訃緜Δ任后I雹海龍陲録瑤少ない。そもそもあまりお目にかかれるもんじゃない。しかも、よいものとなればさらにその数は極端に少なくなってしまいます。

写真の作は彫りの魅力を満喫できるものと思います。飛車の車の横棒を見てください。これでもかというほどに弧を描いています。また、王将、玉将、角行の最終画のハネの勢いはド迫力であります。ちょっとやり過ぎに思えるほどですが、作者のこの作への思いのほどがうかがえる表現となっています。




天童楷書
武山作天童楷書
武山作天童楷書彫供気犯罎戮泙垢抜分サッパリした作ですが、使用するにはむしろこちらのほうがよいかも知れません。気汎韻犬、武山らしい戦いの顔が表されています。


 

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